結婚は妥協してするものなのか否か?
看護学生の実習の指導者をして、5年以上経ちます。初々しく、ちょっと生意気なんだけど、昔の自分を見ているようなもんだから何を考えてるか手に取るようにわかる学生たちを教えるのは中々楽しいです。
実習でよく出てくるのが、
「身体、心理、社会的側面から全人的に患者を捉えることで、患者さんを少しでも理解する」
という実習目標です。学生たちは看護師になるまでの過程で、何度も身体心理社会という切り口で対象となっている人の状況を捉える訓練をします。
(・Д・)
私の友達Yちゃんは、幾度もの試合(という名の合コン)を重ね、ついに出会った彼と結婚の二文字が浮かんだ矢先、親御さんに猛反対されてしまいました。Yちゃんと彼は気が合うし、時々喧嘩しながらも最後はお互いに折り合える仲良しコンビです。
一方私はというと。
親は彼のことをわりと気に入っているし、彼は定職に就いていてそれなりに健康です。
でも私自身は、彼といつどこで何をしていても、つまらない...(ーー;)
何がどの様につまらないのかを書き始めると話がそれてしまうので書きませんが、まぁとにかく、合わないんでしょうね。盛り上がりどころがお互いに全然違うわけです。そして、そんな人と寝たって楽しいわけないので、そういう事を如何にして避けるかに終始する夜です。
どちらも上手くいっているとは言えない状況です。
そこで私は、これらの状況について「身体心理社会的」に考えてみることにしました。
Yちゃんの結婚に関する状況は、身体と心理的には満たされているけれど、家族が認めてくれない事で社会的には満ちてないようだと推察しました。
私の方は、彼の事を親は受け入れているし、ざっくりだけど結婚という切り口でみると社会的には満たされていると思われます。
でも、一緒にいて楽しくないということは、心理的には満ちてない。そして身体的にも満ちてない。
私もYちゃんもそうですが、みんな身体心理社会のどこかが満たされてなくても恋愛して、結婚して、家庭を築いていくんでしょうか?
それとも、三者全て満たされてるものなんでしょうか?
前者の場合、どこで妥協するものなんでしょう?
此の期に及んでまだ結婚に対して妥協できていない自分がいるなぁなんて思い、なんとなくヘコんでおります(_ _)
それならいっそまだ独身でいた方が良いのかなとも思う今日この頃です。