結婚は妥協してするものなのか否か?

看護学生の実習の指導者をして、5年以上経ちます。初々しく、ちょっと生意気なんだけど、昔の自分を見ているようなもんだから何を考えてるか手に取るようにわかる学生たちを教えるのは中々楽しいです。



実習でよく出てくるのが、

「身体、心理、社会的側面から全人的に患者を捉えることで、患者さんを少しでも理解する」

という実習目標です。学生たちは看護師になるまでの過程で、何度も身体心理社会という切り口で対象となっている人の状況を捉える訓練をします。



(・Д・)





私の友達Yちゃんは、幾度もの試合(という名の合コン)を重ね、ついに出会った彼と結婚の二文字が浮かんだ矢先、親御さんに猛反対されてしまいました。Yちゃんと彼は気が合うし、時々喧嘩しながらも最後はお互いに折り合える仲良しコンビです。


一方私はというと。
親は彼のことをわりと気に入っているし、彼は定職に就いていてそれなりに健康です。
でも私自身は、彼といつどこで何をしていても、つまらない...(ーー;)
何がどの様につまらないのかを書き始めると話がそれてしまうので書きませんが、まぁとにかく、合わないんでしょうね。盛り上がりどころがお互いに全然違うわけです。そして、そんな人と寝たって楽しいわけないので、そういう事を如何にして避けるかに終始する夜です。



どちらも上手くいっているとは言えない状況です。
そこで私は、これらの状況について「身体心理社会的」に考えてみることにしました。


Yちゃんの結婚に関する状況は、身体と心理的には満たされているけれど、家族が認めてくれない事で社会的には満ちてないようだと推察しました。


私の方は、彼の事を親は受け入れているし、ざっくりだけど結婚という切り口でみると社会的には満たされていると思われます。
でも、一緒にいて楽しくないということは、心理的には満ちてない。そして身体的にも満ちてない。




私もYちゃんもそうですが、みんな身体心理社会のどこかが満たされてなくても恋愛して、結婚して、家庭を築いていくんでしょうか?
それとも、三者全て満たされてるものなんでしょうか?
前者の場合、どこで妥協するものなんでしょう?



此の期に及んでまだ結婚に対して妥協できていない自分がいるなぁなんて思い、なんとなくヘコんでおります(_ _)
それならいっそまだ独身でいた方が良いのかなとも思う今日この頃です。

甘酸っぱい思い出

今回は(今回も)、一部破廉恥な内容を含みます。と、思います。ごめんなさい。
あらかじめご了承ください。






( ´ ▽ ` )ノはじまるよ〜





私は、今の職場に入る前は総合病院的な病院の外科的な病棟で働いていました。
外科的な病棟なので、毎日の様に手術が行われます。

手術の際、全身麻酔をかけた患者さんは、基本的には次の日の朝まで飲み食いできません。そのため口から薬を飲むことができないので、手術による痛みが我慢できない時は、点滴等から痛み止めを投与されます。
点滴から、です。



私が勤めていた病院は小児科のベッドが少なく、高校生はもちろん、中学生もざらに一般の病棟に入院していました。


そんな病棟に、1人の少年が入院してきました。

少年は、高校生になったばかりの初々しい16歳でした。
坊主頭の、素朴な野球少年だったと思います。
ほっぺが真っ赤であどけなく、だいたいいつもお母さんがベッドサイドに付き添っていました。



私がいた病棟は、その日の状況で患者さんの担当を決めるのですが、彼が手術を行う日は、私が担当になりました。


この時はまだ、あんな事になるとは思ってやいませんでした。私は、いつもどおりにフンフン仕事をしていました。





(・ω・)フンフン♪





少年の手術の時間がやってきました。
少年と、そのお母さんと共に、歩いて手術室へ行き、手術が終わったらベッドでお迎えに行きます。

私がいた病院にはリカバリー室などは無く、全て病棟で対応です。
大抵の患者さんは、麻酔からまだ覚めきっていないながらも会話は可能な状態で戻ってきます。
ですが、少年はどうやら麻酔が効きやすい体質だったのか、あまり覚醒していない状態のまま病棟へと戻ってきました。

夢と現実の狭間で、痛みに耐えられず暴れようとする少年。

痛み止めを使用した方が良いと判断され、医師の指示を確認すると、第一選択として坐薬の名前が記されていました。

そうです。痛み止めには点滴の他に坐薬もあるんです。

ここまでなら、恐らくたくさんの看護師さんに同じ経験があると思います。坐薬を入れるだけなら看護師としていつもの事だからです。

でも、この時はいつもと違っていました。


私がその少年に坐薬を挿入した瞬間、





「あぁっっつ!」





と、何とも言えない声が。

恐らくまだ女性を知らない少年です。当然そちらだって初めてだった事と思います。そしてそれは、彼はまだ麻酔から醒めていない間に起きた出来事でした。
さらに、カーテンの外にはお母さんが。




    ・*:.。..。.:*・キャハ'(*゚▽゚*)'キャハ・*:.。. .。.:*・






本人も知らないうちに、お母さんほぼ同席で彼の初めてを奪ってしまった私。

申し訳なさとちょっと甘酸っぱい気持ちと背徳感が、私の内側を駆け巡ります。

でもまだ仕事中だったので、仕事の顔で、何事も無かった様にお母さんに挨拶をし、退室しました。


無抵抗な相手にイタズラする(注:この表現はオブラートに包んでいます)内容のストーリーは、世にたくさんあると思います。

ですが、まさか自分が意図せずその立場を経験することになるとは思ってませんでした。

麻酔がかかっていた彼は、もちろん覚えていません。ですが、もしこの経験が彼の身体に、いえ、性癖に何らかの影響を及ぼしていたらと思うと、胸が痛く...甘酸っぱくなります。



おしまい。

おばさん出没注意です。

猛烈な敵意と悪意を含んだ口撃を受けたことありますか?


私は何度かありまして。特に、自分の親より少し下の世代の女性から、そういう対象にされることが多いです。


今回はそのひとつ、以前の職場にいたおばさん看護師さんの話しをしようかと思います。


おばさんは定年間際で職場を変え、私の職場にやってきました。
来た当初から彼女は高圧的な態度で、患者さんから「あの人に注射されるのはちょっと...」など、NGをいただくような人でした。
とにかく、ちょっと難しいタイプだな、という感じの人でした。


その日、おばさんが朝からむっつりしていて声を掛けても全く無視だったので、


(あー...イライラしてるなぁ...空気悪い...)


と思いつつも、私は出来るだけ温和な態度で「体調悪いんですか?」と尋ねました。



するとおばさんは、「体調悪いわよ。あんたがいて。どうせ帰ればいいと思ってるんでしょ?」と。



(OvO)ェェエ⁇


ビックリです。




おばさんはベテランさんで、
「私はリスクマネジメントの経験を何十年もしてきた」
とか
ターミナルケアの指導者として何百人も看取ってきた」
とかの自己アピールをするわりに、
患者さんの着替えのひとつもできないし、患者さんの名前と顔(45床満床)を覚えるのに1ヶ月ないと無理と言う(死語で言うとほざく)など、言葉と行動が一貫しないタイプの方で、周りは煙たがってたんです。


そんなおばさんのオリエンテーターを拝命していた私は、

始めのうちから印象でこの人を決めつけてはいけない。

とか、

ベテランで新しい職場に来たからきっとどう振る舞ったら良いかわかんなくて緊張してるんだ。

とか、とにかくフォローしなければと思い、周りのスタッフから「あの人なんなの?」と言われても、「でも、悪い人ではないんですよ〜^^;」とか言って必死にかばっていたんです。

それなのに。
私の気持ちは空回りしながら片道切符で電車に乗っていた様で。

つまりは無駄な努力だった様で。


おばさんの爆発は突然でした。


以下、先程の続きからの会話を流れのまま記します。

私「そんなこと思わないですよ。体調悪かったら少し休みますか?」

おばさん「いいです」

私「でも、そんなつらそう(実際はただの仏頂面)だと、患者さんも気にされますし...」

おばさん「ほら、帰ればいいんでしょ。最初からそうじゃない、私のこと辞めればいいと思ってるのわかってるんだから!」

私「...(殺意を抑え)気を悪くする態度をとったのなら謝ります。すみません。いつのどの態度でそう感じられたのか、教えてくれますか?」


おばさん「無駄無駄(笑)あんた自分の事正しいと思っちゃってるんだから直しようがない」
おばさん、一度も私と顔を合わせず、その場を離れる。


もうこの時点でかなり参っちゃったんですが、同じ土俵に上がった所で何も産まれないと思い、あくまで低姿勢で温和に、再びおばさんのもとへ行き話しかけました。

私「私に対する気持ちはわかりました。ほんと申し訳ないと思います。でも、お互い社会人ですし、せめて仕事で必要なコミュニケーションはとれないでしょうか?」

おばさん「(鼻で笑いながら)そうね〜、あなたがいつも正しいのよね〜。」

私「よろしくお願いします」

おばさん「(下を向いたまま)あぁ、はいはい」
言いながら私から離れる。

もう、怒りで震えちゃいました。
いい大人が、反抗期の少年みたいに相手と顔を合わせずお行儀の悪い態度とっていいこと一個もないでしょ⁉︎

やればやるだけ自分の立場悪くしてるだけなのに私にあたるの止めてくれますか⁉︎



(♯`皿´)フンガー




もーお話しにならないので放っておきました。


そしたらば。
コミュニケーションがとれないことがさっそく仇となる出来事が。

他のスタッフがいる時はおばさんもなんとかなってたんですが、他のスタッフが15分の休憩に入り、私とおばさんの2人だけになったその時です。

私がトイレ介助に行っている間に、おばさんはある患者さん(ほんわかおばあちゃん92歳)から毎日行っている歩行訓練に付き合ってほしいと頼まれました。
その歩行訓練は、休憩に入っているスタッフが出てきてから実施しているものでした。

あと10分程待っていただけたら、担当が参ります(^^)

と言う事すら考えつけないおばさんは、歩行訓練を開始。

おばあちゃんを歩行器につかまらせ、立ち上がらせた途端に他の患者さんからナースコールが。

その時のおばさんの選択肢として、
⚪︎ナースコールをとらない
⚪︎ナースコールの主に「少しお待ちくださーい」と言い、おばあちゃんには一度車椅子に戻ってもらってからナースコールの対応をする
⚪︎私を呼ぶ
があったはずでした。

でもおばさんはそのどれも選択せず、ナースコールが鳴って直ぐに自らその対応に行ったのです。
おばあちゃん(ほんわか、92歳)を歩行器につかまらせ、立たせたまま、置き去りにして。

おばさんが、「ちょ、ちょっとそのまま動かないで待っててー!」とおばあちゃんに叫びながら離れて行ったちょうどその時、トイレ介助から退室した私はその事態を目撃。瞬時に何が起きているかを察知しておばあちゃんの元へ。

おばあちゃん「ここにいた女の人が、消えたー!わし転ぶー!歩かれへんー!」

プチパニックのおばあちゃんをなだめながら一緒に歩き始める私。

コール対応から戻ってくるおばさん。

おばあちゃんと私が一緒に歩いているのを一瞥し、何も見なかった様な態度。

さすがにそれはないでしょ(ーー;)
もう、どう聞いたって悪い方にとられて噛みつかれるのはわかってましたが、これはヒヤリハットなので確認しないわけにもいかず。

私「あの、どうされたんですか?」

おばさんシカト。
そのため、ここでおばさんの名前を3回呼ぶ。

おばさん「(聞こえるか聞こえないか位のボソッとした声で)ナースコールがあったので」


私「歩行訓練、スタッフに頼まれたんですか?」

おばさん「その患者さんに頼まれたんです」

私「私を呼んでくれて良かったんですよ」

おばさん「どこにいるかわからなかったんです!あー!そうやって、いつも正しいのは自分みたいに!すごいわね、あなた、ご立派なのね!協力とかコミュニケーションとか言ってるけど、自分は人を顎で使いたいだけじゃない!」


いやいや、あなたの5倍以上のナースコールに対応してますけど(ーー;)
ま、そんなこと言って解決するわけじゃないので、もう言わせるだけ言わせる事にして聞く耳も持つのやめました。


感情的な態度で仕事に支障きたしてるのあなたでしょっ!
プロ意識あったらどんなに嫌いな人との仕事でも、患者さんは守るべきなんじゃないの?










等々、言いたい事はたくさんありましたが、もう応戦するだけ疲れちゃうかなと思って諦めちゃいました。
つまりは、同情の眼差しをおばさんに向け、ため息をひとつついて、その場から離れました。

それからすぐに勤務時間が終わりました。
するとおばさんは誰にも何も言わず帰って行きました。


メールボックスとロッカーを空にして。


すぐにそれに気づいた私は、上司へ報告。恐らく明日の勤務にはいらっしゃらないでしょう。




(´・_・`)






予想は的中でした。おばさんは次の日仕事に来ませんでした。それどころか無断欠勤。上司が何度電話しても連絡つかず。


いい大人が挨拶もできないのかよ!
散々うちの職場荒らしておいてけじめも付けずに逃げるとは、卑怯也!


この後、私は職場の人々からとても慰められ、励まされ、労ってもらいまして、仲間ってありがたいなーとひしひし感じることができました。皆、最初からおばさんに良い印象を持ってなかったので、やっぱりそういう人だったんだねーって感じで。



今は、おばさんからの逆恨みによる嫌がらせがこないか、日々恐々な生活です。


ちゃんちゃん。


男の胃袋をつかんでみた結果

最近、幾人かの方が⭐️を付けてくださったり、読者になってくださったりして、嬉しきこと限りなしです。
貴重なお時間をこのブログを読む時間に当ててくださり、本当に本当にありがとうございますm(_ _)m

今後もよろしくお願いします。







さて、世間ではよく「男は胃袋をつかめ」と申しますが、皆様は胃袋をつかんだり、つかまれたりした経験ありますか?

ある友人が、モテモテでライバル多数でおまけに結婚願望の薄い男性に惚れました。

その男性を自分に振り向かせライバルを蹴散らし結婚する気にさせるために、友人は彼と仕事で会う日をねらい手作りのお弁当を提供しました。そして、それがきっかけとなって見事目的を達成したのです。


友人は言いました。
「胃袋効果は絶大だよ!」







(´・_・`)ナルホド








Kくんと私が初めて会った日、Kくんは彼女と別れて2日目、私は絶賛不倫中で法に触れない恋愛に飢えていました。

Kくんとは歳が近く、住んでいる所も近かったので、仕事上の知り合いながらすぐに打ち解け飲み友達になりました。

Kくんからは、出会った当初から「お前は全然タイプじゃないから気軽に飲みに行けて良い」的なことをしゃあしゃあと言われておりました。
それが逆に私の心に火をつけたのか、私はKくんとお付き合いできないものかと考えるようになりました。
法に触れない恋愛に飢えていた私は、ひとつの出会いもフイにしてはならない、このままだとずっと日陰の女のままだ(ーー;)と焦る気持ちもありました。


そんな事を考えていたある日です。
たまたま私の家の近くで仕事があり、その仕事が終わった所だというKくんから連絡がありました。


そこで、冒頭の話しが出て参ります。

手作り弁当により難攻不落と思われた臥城を崩す事に成功した我が友人の経験談を、私はさっそく取り入れることにしました。

一人暮らしでコンビニ弁当が嫌いな私は、自炊には慣れています。そんなわけで、気張り過ぎず、でも気を抜き過ぎないお弁当を気張って作成。
Kくんと落ち合い、「明日の自分のお弁当の分、作りすぎちゃって(テヘペロ)」的な言っても言わなくても良い事を言いながら、弁当を渡しました。

自身の車の中で、さっそく食べるKくん。

あんまりキャラではないことをしていたのでたいした期待はしていませんでしたし、むしろどの様な反応を示すのか実験している気持ちに近かった気がします。


すると、


「美味い!!」


(゜0゜)


思いがけず好反応のKくん。
これはもしかしたら、胃袋効果があるのでは⁉︎私にも健全な春が来るのでは⁉︎
にわかに期待が膨らみます。

その後Kくんと私はさらに頻繁に会う様になり、お互いの家にお泊まりする様にもなり、誕生日やらクリスマスやらも一緒に過ごす仲に。

ありがとう胃袋!いえ、胃袋様!!
不倫の日陰から日なたに出られるのですね!


\(´▽`)ノ      




ところがどっこいしょ。
まぁ、私の恋愛がそんなにトントン進むわけがないのです。私はまた調子に乗って油断していたのです。

Kくんとの間に特別はっきりお付き合い宣言があったわけではありませんでしたが、これはもう、付き合っていると捉えてよかろうと思い始めていたある日。
Kくんはおもむろに、そしてしみじみと言いました。


「俺さ、vinoちゃんの手料理本当に好きだわ〜。作るご飯ホントに美味しいよね〜。これで俺のタイプだったらどんなに良かったか!ホント残念!(笑)」


どうやら、悪気は無かった様です。





ホント残念!!

「生きているということ」的な

独身で33歳を迎えるということ。

それは、自由。

それは、楽しい。

それは、時々寂しい。

それは、ちょっと焦ること。






飲み友達が片手で数えられる人数しかいなくなること。


紹介しようか?という声のかかる回数が激減すること。



これまで考えていた彼氏の条件が、健康で定職に就いてくれていれば良いに変わること。

もっと合コン行っておけば良かったかな...と寂しくなること。


オールが平気じゃなくなること。





今ある貯金と今後稼げるお金の計算をすること。


ものすごい歳下の男子を青田買いする妄想をすること。


コンビニでハーゲンダッツを買う時は、さも家で誰か待っている風に2個買うこと。


独身の女性が周りにあと何人いるかこまめに数えること。



害虫は怖いけど、自分なりの退治方法を身に付けること。


お見合いパーティーに行き尽くしたけど、結婚相談所に行くきっかけがつかめないこと。



下着がユニクロや無印になること。



誰か精子提供してくれないかな...と一時的に本気で考えて携帯のアドレスを眺めること。


youtubeが恋人になること。


ベランダに迷い込んだてんとう虫に母性を感じてしまうこと。


つづく